身長差30cm、年の差12才、この恋あり
どうしてしまったのか、なんだがおかしな気分。



聖夜に会ってから、自分で自分の気持ちが分からなくなってしまった。



男なんて、もういいやと思ってたはずなのに……



聖夜には振り回されて、平気でキスしてみたり。



どうしてなの。



聖夜が何を考えてるのか、分からない。



自分の気持ちも分からないし。



まさか、聖夜を好きなったってしまったのか、自分に問いかけてみた。


嫌いじゃないけど、好きではないはずだ。



そのくせ、私の事を女とみてくれない事が悔しかった。



これじゃまるで、聖夜に好かれたいと思ってるみたいだ。



私の前に聖夜が現れなかったら、こんな事思うこともなかったはず。



無視を決めた私に聖夜は知らん顔で、鼻歌を歌いながらペランダに洗濯物を干してる。



彼女でもない女の洗濯物を平気で干してるなんて、飽きれてしまう。



聖夜の手から下着を奪った。



「聖夜、もういいから、やめてよ。」



「好きなの女の洗濯物を干して、なにが悪い。」



だから、簡単に好きとか言わないで。



「美莉、趣味悪すぎだな。何でみんなTバックな訳。 」



聖夜が黒いスケスケのTバックを私に見せた。



もう、やめてよ。



今は下着の話なんてどうでもいいから。


聖夜の気持ちも理解出来ないでいるのに、なんで、下着の話になるのか、又頭がズキズキ痛んだ。


全部聖夜が悪い。



聖夜といると、心が乱れて気持ちが落ち着かないし、胸が締め付けられるように痛かった。


この胸の痛みは何。


恋なんかじゃない。


絶対、恋じゃない。


そう思わないと、心のバランスが壊れそうだ。



























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