身長差30cm、年の差12才、この恋あり
その時、聖夜が戻って来た。



「ミニ店長、早く仕事覚えて下さいよ。レジぐらいやれますよね。」



聖夜、ミニつけて呼ぶな。



「聖夜君、ミニはいらないから。」



「圭吾さん、店長に店の事覚えてもらった方がいいんじゃないですか?」



いきなりレジとか無理。



「俺は検品あるし、今暇ならレジの操作と応酬話法教えてほしい。その前に品物の場所も覚えてもらうようにね。」



どうして聖夜なんですか。



圭吾君に教えてもらいたいのに。



圭吾君は忙しそうだし、店の事を覚える前にこの大きな制服どうにかならないかな。



こんな姿でお店に出てたくない。



「ミニ店長、何かご不満ですか。」



「いえ、別に。」



そう、言うしかなかった。



ミニ、ミニ、本当にうるさい奴だ。



聖夜だけにはバカにされたくなかったし、12才も年下のクソガキに、これ以上生意気な事を言わせない。



コンビニの仕事完璧にこなして、聖夜を見返してやる。



12才年も年下の聖夜に、こんなにムキになってる自分が可笑しく思えるけど。



聖夜には絶対負けたくない。



その強い気持ちだけで、頑張れそう。



でこのでかい制服はなんとかしてほしい。



誰に聞けばいいの。



聖夜には聞きたくなかった。




















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