2時と3時のはなし
「…うーんっとぉ…つまりぃ…?」
「エクスさんがもうすぐ第3世界線の境界を超えてこちらの第4世界線に侵入してくるそうなのでちーちゃんが足止めと、出来れば捕獲をして欲しいんです」
「…………ちひろだけぇ?」
1人はさすがにキツいと思うんだけど…運営の指示ならしょうがないけど…。
「あぁ、いえ。応援は行きますよ。確か楓さんとしずりん先輩がもうすぐ合流…」
「んーよっ!!ひっさしぶりだなぁちひろぉ!元気かぁ!?」
突然どんっと背中を叩かれ思わずむせる。この声は…
「うぇっほ!!?げほっ、オイィ!急に叩くなよびっくりするだろぉ!」
ちひろの背後にはいつの間にか楓と凛お姉ちゃんが。
「詩子、もうエクスくんはすぐそこなの?」
「あ、はい!そのようですね」
「詩子お姉ちゃん、境界ってどこに発生するのぉ?」
「それが……」