花はいつなんどきも美しく
お姫様抱っこが苦手な私は、悠之介の首に巻きついた。
「こういうところを知ったら、絶対手放せないはずだけどなあ」
余計なことを言いながら、ベッドまで運ばれる。
ソファのときと同じ体勢だけど、さっき以上に心臓の音がうるさい。
耳、首元と肌の見える場所に甘いキスが降ってくる。
自然と服の中に入り、肌を撫でる指。
悠之介が触れるところ全てが、心臓になったみたい。
「本当に、可愛い。前は酔ってて素直に反応してくれたけど、今日みたいに声我慢してるのもいいね」
「う、るさ……い」
悠之介の顔を見れなくて、うつ伏せになる。
この前の時点で私が感じるところを把握したのか、いいところばかり攻めてくる。
背中を向けたのは間違いだったのかもしれない。
次第に声の我慢は出来なくなっていく。
自分の反応してる声なんて聞きたくないのに、悠之介がやめてくれないから、嫌でも音になって耳を撫でる。
「そこ……や……」
「やじゃないだろ?」
抵抗のつもりで言ったが、悠之介には届かなかった。
それどころか、しつこく触ってくる。
なにより、男口調にときめいてる自分に腹が立つ。
「……バカ……」
「煽ってるようにしか聞こえないね」
私の小さな抵抗はあっさり破られ、体の向きを変えられた。
甘いキスが全身に降ってくる。
「こういうところを知ったら、絶対手放せないはずだけどなあ」
余計なことを言いながら、ベッドまで運ばれる。
ソファのときと同じ体勢だけど、さっき以上に心臓の音がうるさい。
耳、首元と肌の見える場所に甘いキスが降ってくる。
自然と服の中に入り、肌を撫でる指。
悠之介が触れるところ全てが、心臓になったみたい。
「本当に、可愛い。前は酔ってて素直に反応してくれたけど、今日みたいに声我慢してるのもいいね」
「う、るさ……い」
悠之介の顔を見れなくて、うつ伏せになる。
この前の時点で私が感じるところを把握したのか、いいところばかり攻めてくる。
背中を向けたのは間違いだったのかもしれない。
次第に声の我慢は出来なくなっていく。
自分の反応してる声なんて聞きたくないのに、悠之介がやめてくれないから、嫌でも音になって耳を撫でる。
「そこ……や……」
「やじゃないだろ?」
抵抗のつもりで言ったが、悠之介には届かなかった。
それどころか、しつこく触ってくる。
なにより、男口調にときめいてる自分に腹が立つ。
「……バカ……」
「煽ってるようにしか聞こえないね」
私の小さな抵抗はあっさり破られ、体の向きを変えられた。
甘いキスが全身に降ってくる。