青春の思い出
さよならを告げられた時
この日は、午後6時になっていた。
この時間は、通勤や通学ラッシュで
地下鉄が混雑する時間であった。
今でも思い出すキミからの電話を…。
あの時、「僕たち、やり直そう」
とキミに言おうとしていた。
だけど、「私たち、別れましょう」
とキミは僕に言った。
駅の伝言板を見るたびに思い出す。
2時間後の伝言を消すように
自分たちの思いも消えるのだろうかと。
女々しいと言われるかもしれないが、
今でもこんなにキミが好きだと…。
これから仲良く歩いている二人を
見るたびに思い出すのだろうか?
キミとの楽しかった思い出を…。
それを思うと寂しくなっていた。
キミを失った悲しみを背負うことに…。
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