ねぇ・・君!
婚姻届を出した喜び
婚姻届を出して夫婦になろう。
そう言った英明は、直向きに感じていた。
「英明さん、いつの間に
婚姻届をもらってきていたの?」
「病院を退院して実家で
自宅療養をしていた時だよ。
ちょっと待っていて、
用紙を準備してくる」
英明は、バスローブを羽織って
書斎に行った。
そして、しばらくたって
英明は清香に言った。
「これを、自宅療養中に
もらってきたんだよ」
英明の言葉に、うそ偽りは
ないことを清香は確信した。
茶色のラインが入った婚姻届。
夫の名前は、英明のフルネームが
書いてあり認印が押されていた。
あとは、清香が妻の名前に
フルネームを書くだけになっていた。
「英明さん、いいのよね?
私が妻としてフルネームを書いて」
「オレは、おまえのお父さんに
言った言葉は本当の気持ちだ。
清香、おまえと一緒に
生涯をともに生きていきたい」
「わかったわ、英明さん。
この用紙にフルネームを書くね」
そう言って清香は、英明との婚姻届に
自分のフルネームを書いていた。
そして、普段から持つ印鑑で
認印を押した。
「これで、オレたちは
夫婦になったんだな。
清香、これから夫婦として
一緒に生きていこう。
おまえの優しい心遣いを見て、
生涯をともに生きていきたいと
思っていた。
それは、オレの夢であっただけに
夢がかなってうれしい」
「英明さん、不束な私ですが
末永くよろしくお願いします」
「清香、おまえを必ず幸せにする。
おまえに涙を流させない。
これからは夫婦で生きていこう」
そうしたなかで、
夜が更けようとしていた。
蛍池のマンションから
早くに行かないと遅刻になる。
「清香、今夜は一緒に休もう。
明日は、出勤時間に
遅れないようにしような」
英明はそう言うと清香と一緒に
寝室にあるベッドに寝た。
夜が明けてから二人で
婚姻届を出すことが現実となっている。
夢ならば、このまま覚めないでと
そう感じていた。
そして、朝の6時になった時だった。
清香は、だいたいこの時間に起きて、
朝食の支度をしてから仕事に行く
準備をする。
この日は、英明のために
簡単な朝食をつくっていた。
「おはよう」
「英明さん、おはよう」
「うまそうだな、おまえがつくったのか」
「ごめんなさい、冷蔵庫を勝手に開けて」
「何、言うんだ。もう、オレたちは
夫婦なんだから遠慮をしなくていい。
朝食をすませたら、役場に行って
婚姻届を出しに行こう。
清香、今日はオレの車で行こう。
オフィスの仲間には、途中で
乗せてくれたからと言っていい」
そして、英明は清香を
自分の車に乗せて近くの役場に向かった。
役場に到着すると、婚姻届を提出した。
役場の人からの祝福の言葉に
清香は涙が出そうになっていた。
有言実行ではないが、
英明は自分の思ったことは
必ずやり通そうとする。
そんな英明を、清香は夫として
尽くしていこうとそう思っていた。
そう言った英明は、直向きに感じていた。
「英明さん、いつの間に
婚姻届をもらってきていたの?」
「病院を退院して実家で
自宅療養をしていた時だよ。
ちょっと待っていて、
用紙を準備してくる」
英明は、バスローブを羽織って
書斎に行った。
そして、しばらくたって
英明は清香に言った。
「これを、自宅療養中に
もらってきたんだよ」
英明の言葉に、うそ偽りは
ないことを清香は確信した。
茶色のラインが入った婚姻届。
夫の名前は、英明のフルネームが
書いてあり認印が押されていた。
あとは、清香が妻の名前に
フルネームを書くだけになっていた。
「英明さん、いいのよね?
私が妻としてフルネームを書いて」
「オレは、おまえのお父さんに
言った言葉は本当の気持ちだ。
清香、おまえと一緒に
生涯をともに生きていきたい」
「わかったわ、英明さん。
この用紙にフルネームを書くね」
そう言って清香は、英明との婚姻届に
自分のフルネームを書いていた。
そして、普段から持つ印鑑で
認印を押した。
「これで、オレたちは
夫婦になったんだな。
清香、これから夫婦として
一緒に生きていこう。
おまえの優しい心遣いを見て、
生涯をともに生きていきたいと
思っていた。
それは、オレの夢であっただけに
夢がかなってうれしい」
「英明さん、不束な私ですが
末永くよろしくお願いします」
「清香、おまえを必ず幸せにする。
おまえに涙を流させない。
これからは夫婦で生きていこう」
そうしたなかで、
夜が更けようとしていた。
蛍池のマンションから
早くに行かないと遅刻になる。
「清香、今夜は一緒に休もう。
明日は、出勤時間に
遅れないようにしような」
英明はそう言うと清香と一緒に
寝室にあるベッドに寝た。
夜が明けてから二人で
婚姻届を出すことが現実となっている。
夢ならば、このまま覚めないでと
そう感じていた。
そして、朝の6時になった時だった。
清香は、だいたいこの時間に起きて、
朝食の支度をしてから仕事に行く
準備をする。
この日は、英明のために
簡単な朝食をつくっていた。
「おはよう」
「英明さん、おはよう」
「うまそうだな、おまえがつくったのか」
「ごめんなさい、冷蔵庫を勝手に開けて」
「何、言うんだ。もう、オレたちは
夫婦なんだから遠慮をしなくていい。
朝食をすませたら、役場に行って
婚姻届を出しに行こう。
清香、今日はオレの車で行こう。
オフィスの仲間には、途中で
乗せてくれたからと言っていい」
そして、英明は清香を
自分の車に乗せて近くの役場に向かった。
役場に到着すると、婚姻届を提出した。
役場の人からの祝福の言葉に
清香は涙が出そうになっていた。
有言実行ではないが、
英明は自分の思ったことは
必ずやり通そうとする。
そんな英明を、清香は夫として
尽くしていこうとそう思っていた。