ねぇ・・君！

茶屋町オフィスのゴールデンウィーク【前編】

今年のゴールデンウィークは、
年号が「平成」から「令和」に
変わったことで１０連休となりました。
英明は、この１０連休に京都に行き
妻の清香と息子の憲司と
家族水入らずで過ごしていました。
今の英明は、こうして妻の清香と
息子の憲司と過ごすことが
なによりの幸せでした。
早いもので憲司が生まれて
１カ月になろうとしていました。
そして清香は、憲司を産んだことに
幸せを感じていました。
それは、英明の念願どおりに
息子である憲司を英明の手に
抱かせたことができたからでした。
「清香、今年の１０連休は
家族サービスになったよ。
だけど、オレにとっては
うれしい１０連休になったよ。
こうして、自分の子供を
抱くことができたのだからな」
「あなた、私も幸せです。
こうして、憲司が生まれて幸せです」
「清香、１０連休が終わる前に帰ろう。
おやじとおふくろが、
憲司のためにベビーベッドや
他の必需品をそろえてくれた。
あとは、おまえと憲司が
帰ってくるのを待つだけだ」
「あなた、お父さんとお母さんに
お礼を言っていたと伝えてください」
清香は、憲司が生まれたことで
自分の両親もそうだが英明の両親に
大切にされていることがうれしかった。
そして、清香が憲司と連れて
大阪へ帰る日がきた。
「清香、何かあったら
長野のお母さんに相談をするのよ」
「わかった、そうする」
「今度会う時は、英明くんが
お盆休みを取れた時だな。
英明くん、清香を頼んだぞ」
「姉ちゃん、元気でね」
そして、英明は清香と憲司を連れて
大阪へ車を走らせていた。
途中でパーキングエリアで
休憩をしながら自宅である
豊中市に帰ってきた。
この時に、英明は茶屋町オフィスの
仲間にお土産を買っていた。
それは、京都でしか買えない
限定商品だった。
実は、英明が買ったのは
ハチミツ１瓶とハチミツを使った
キャンディを瓶詰めにしたものを
４つ購入していたのだ。
そして、これからの暑さで
冷たい飲み物がいるからと
清香がハチミツのドリンクを
セレクトしていた。
そして、英明のお土産は
茶屋町オフィスに発送をしていた。
清香は、結婚をする前から
営業部員に冷たい飲み物で労ってくれた。
そんな清香と生涯をともに
生きていきたいと英明は願っていた。
そして、英明は自分の念願がかなって
清香と交際をして再婚をした。
そして、今は憲司という家族を持った。
これからは、家族を守る主として
妻と子供を守りたい。
そう願ってやまない英明であった。
【後編に続く】