幼なじみの吸血鬼くんが本気を出したら。
愛する女性の血を飲めないと。

「私のことは気にしないで下さい。それにあなたの体調が優れるのでしたら私はどうなっても構いません」

その勇気ある言葉に胸を打たれた。

レオンは千代の血を吸った。

千代の血は甘さがあり、おっとりするものだったという。

さらにレオンは千代に惚れたのだった。

結婚するのはこの人がいいと強く思ったそうだ。

レオンは歌子に自分の気持ちを伝え、了解のもと、婚約破棄した。

でも、歌子はレオンのことを愛していたために簡単には諦め切れなかった。

その後、レオンと千代は駆け落ちしたのだ。
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