幼なじみの吸血鬼くんが本気を出したら。
「……ってぇ。どうかした?」

どうかしたじゃないわ!

「って、お前………」

玲音の顔が真っ赤になった。

何で?

「服!服!」

服がどうかし………ってええ!?

パジャマがほぼ全開に等しいし、なんなら下着も見えていた。

「まさか、俺がしたの?」

「自分でするわけないでしょ!」

「マジか………。ごめん」

ごめんで済むなら警察はいらないっての!

「今回だけだからね!」

私は顔を洗うため脱衣所へ向かった。
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