幼なじみの吸血鬼くんが本気を出したら。
大波乱
「りり、忘れてるかもしれないけど修学旅行もうすぐよ」
休み時間に魁李が教えてくれた。
そっか、もう修学旅行か。
二年生だもんね。
「修学旅行だけはクラスばらばらじゃないから良かったわね」
魁李には玲音と付き合ったことは話した。
やっぱりねって反応されて、魁李には敵わないなと思った。
「魁李は好きな人とかいる?」
魁李は分かりやすいぐらい動揺した。
「い、いないわ!」
「誰、言ってよ」
魁李は耳元でこそっと教えてくれた。
冴月くん。
私の耳にはそう聞こえた。
「そうなの!?」
「しー。声が大きい!」
意外だな。
魁李みたいな元気で明るい人が冴月さんみたいな冷静沈着な人を好きになるなんて。
タイプ真反対なのにね。
恋ってそういうものなのか。
休み時間に魁李が教えてくれた。
そっか、もう修学旅行か。
二年生だもんね。
「修学旅行だけはクラスばらばらじゃないから良かったわね」
魁李には玲音と付き合ったことは話した。
やっぱりねって反応されて、魁李には敵わないなと思った。
「魁李は好きな人とかいる?」
魁李は分かりやすいぐらい動揺した。
「い、いないわ!」
「誰、言ってよ」
魁李は耳元でこそっと教えてくれた。
冴月くん。
私の耳にはそう聞こえた。
「そうなの!?」
「しー。声が大きい!」
意外だな。
魁李みたいな元気で明るい人が冴月さんみたいな冷静沈着な人を好きになるなんて。
タイプ真反対なのにね。
恋ってそういうものなのか。