幼なじみの吸血鬼くんが本気を出したら。
「りり最高!!」
お腹抱えて、目から涙を流して笑っている。
勝手に笑っててよ。
私は本気だもん。
放課後も少し残って練習していた。
「うわ……何してんの?」
教室に入ってきた大雅くんに見られてしまった。
「べ、別にっ」
恥ずかしい。
穴があったら入りたい。
無くても掘って入りたい。
「もしかして、キスの練習とか?」
ドキーン。
バレてる。
やっぱり恥ずかしい。
「当たった?」
私は顔を真っ赤にして頷いた。
「それも入井のためだよな」
………気まずい。
よくよく考えたら魔界事件があってから初めて会うし。
「うん」
私は教室を出ていこうとした。
でも、大雅くんに止められてしまった。
「………この間は悪かった。強引なことして」
「いいよ。それより、ティアラありがとね。大切にしてるよ」
「そうか」
大雅くんの表情はいつにも増して穏やかだった。
お腹抱えて、目から涙を流して笑っている。
勝手に笑っててよ。
私は本気だもん。
放課後も少し残って練習していた。
「うわ……何してんの?」
教室に入ってきた大雅くんに見られてしまった。
「べ、別にっ」
恥ずかしい。
穴があったら入りたい。
無くても掘って入りたい。
「もしかして、キスの練習とか?」
ドキーン。
バレてる。
やっぱり恥ずかしい。
「当たった?」
私は顔を真っ赤にして頷いた。
「それも入井のためだよな」
………気まずい。
よくよく考えたら魔界事件があってから初めて会うし。
「うん」
私は教室を出ていこうとした。
でも、大雅くんに止められてしまった。
「………この間は悪かった。強引なことして」
「いいよ。それより、ティアラありがとね。大切にしてるよ」
「そうか」
大雅くんの表情はいつにも増して穏やかだった。