幼なじみの吸血鬼くんが本気を出したら。
夜ご飯の支度をしていると、玲音が近づいてきた。
「何作ってるの?」
「今日はオムライスにしようと思って」
「いいじゃん」
調理中にも玲音は抱きついてきた。
「………な、何?」
「俺のりりだなぁって」
「はっ!?」
なんでそんな軽々しく言うの?
「玲音は恥ずかしくないの?」
「何が?」
「………そういうこと言うのって」
「前は恥ずかしかったけど、今は全然」
何で!?
私は今でも恥ずかしいよ。
「りりに嫌われる心配がないって分かったらスラスラ言えるようになったかも」
「………私は玲音を嫌ったことなんてないよ」
人生で一回もない。
「俺もお前のこと、嫌いになれない」
私だってこれから先も嫌いにならないからね。
「何作ってるの?」
「今日はオムライスにしようと思って」
「いいじゃん」
調理中にも玲音は抱きついてきた。
「………な、何?」
「俺のりりだなぁって」
「はっ!?」
なんでそんな軽々しく言うの?
「玲音は恥ずかしくないの?」
「何が?」
「………そういうこと言うのって」
「前は恥ずかしかったけど、今は全然」
何で!?
私は今でも恥ずかしいよ。
「りりに嫌われる心配がないって分かったらスラスラ言えるようになったかも」
「………私は玲音を嫌ったことなんてないよ」
人生で一回もない。
「俺もお前のこと、嫌いになれない」
私だってこれから先も嫌いにならないからね。