幼なじみの吸血鬼くんが本気を出したら。
桜の木の下。
私たちは向かい合った。
春風が桜の花びらを舞わせていた。
指輪を交換し、あの時を思い出していた。
玲音が指輪を渡してくれた時、言ってくれたこと。
この指輪はピンクダイヤモンドで出来ているんだと。
そんな高いものを私のために買って、贈ってくれた。
後で親から聞いた話だと、玲音は自分の全財産を注ぎ込んだのだとか。
そこまでしてくれたんだ。
その気持ちに応えるしかない。
そして、これから倍にして返さなくちゃいけない。
「あなたは妻を永遠に守り続けることを誓いますか?」
「誓います」
「あなたは夫を永遠に支え続けることを誓いますか?」
「誓います」
「それでは誓いのキスを」
玲音はベールに手をかけ、めくった。
玲音の顔を見ると涙が出てきた。
そっか、結婚するんだ。
「何泣いてんだよ」
「嬉しくて……」
「ばーか。笑えよ」
「うん」
本当に玲音と結婚するんだなぁ。
「これからお前を幸せにする」
「私も玲音を幸せにするね!」
いつもより甘い甘い、ミルクのようなキスをした。
私たちは向かい合った。
春風が桜の花びらを舞わせていた。
指輪を交換し、あの時を思い出していた。
玲音が指輪を渡してくれた時、言ってくれたこと。
この指輪はピンクダイヤモンドで出来ているんだと。
そんな高いものを私のために買って、贈ってくれた。
後で親から聞いた話だと、玲音は自分の全財産を注ぎ込んだのだとか。
そこまでしてくれたんだ。
その気持ちに応えるしかない。
そして、これから倍にして返さなくちゃいけない。
「あなたは妻を永遠に守り続けることを誓いますか?」
「誓います」
「あなたは夫を永遠に支え続けることを誓いますか?」
「誓います」
「それでは誓いのキスを」
玲音はベールに手をかけ、めくった。
玲音の顔を見ると涙が出てきた。
そっか、結婚するんだ。
「何泣いてんだよ」
「嬉しくて……」
「ばーか。笑えよ」
「うん」
本当に玲音と結婚するんだなぁ。
「これからお前を幸せにする」
「私も玲音を幸せにするね!」
いつもより甘い甘い、ミルクのようなキスをした。