幼なじみの吸血鬼くんが本気を出したら。
いつもより荒い。

しかも凄く強い。

「………あっ………はぁっ………」

私は手に力が入らなくなり、持っていたバッグを床に落とした。

「れ、玲音………」

玲音はガン無視、そのまま吸い続けた。

しばらくして、吸う力が弱くなってきたことに気づいた。

私は隙をついて玲音を押した。

「………ってぇな」

「玲音のバカっ!こんな強くなくてもいいじゃん!!」

私は泣きながら部屋に戻った。
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