幼なじみの吸血鬼くんが本気を出したら。
甘い、考え

玲音side

勉強をしてたら寝てしまったようだ。

俺の肩にはブランケットがかけてあり、机の上には遊園地のチケットが置いてあった。

よかったら一緒に行かない?

そう書いてある紙と共に置いてあった。

デートか?

デートだよなっ!

俺は飛び上がるぐらい嬉しかった。

「あ、玲音」

りりが丁度、俺の部屋に来た。

「遊園地の見た?」

「ああ。お前がどうしてもって言うなら行ってやってもいいけど?」

素直になれない俺はそう言ってしまう。

「良かった!晴くんに伝えとくね」

ん?

「おい、まさか……」

「晴くんと魁李と四人で行くよ」

嘘だろ。
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