雨がふったからそれで
そんな冷たい物言いも


フィルターがかかってるあたしには





かっこよく見えてしかたなかった








彼に向かって100点の営業スマイルで
わかったと伝えた。




「相変わらず、1番で損してるじゃん。
 スズ毎回こうだよなぁ〜。」

と小馬鹿にしてきたイツキ。

「そうだね、あたしっていつも
損な役回りだよ...」

そんなこと1ミリも思っていないけど
イツキの話に付き合ってあげた。

「確かに、、スズは呪われてるから
しかたないんだけどねっ!」

「誰にだよ!笑」

「知らないの?
ほら昔一緒にいった池でさ入水自殺したミユキって人いたじゃん、その人がスズを...」

「朝からやめてよ!!笑」


としょうもない冗談をイツキと交わしながら

内心浮かれていた。


彼と少し繋がりがもてたことに



だからね、今回ばかりは
ミユキに呪われててよかったかも

とか馬鹿なこと思いながら

彼のことを見つめてた。

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