愛しい人〜二人を繋ぐリング〜【下】




「…アホらしい…」


そう言ってあたしは、教室を出た。。




絶対瀬戸先生に何か言われたんだ……よ。。






「おっか〜」


自分の教室に戻ると紗恵があたしの席に座っていた。。


「おっか〜って何よ。」


「ん?おかえり♪の略!」

「そう。」


「ねぇ〜千野先生と仲直りしないの?今日。」


真理亜がさっきまで近くの席の子と喋っていたのにいつの間にかあたしの席の前に立っていた。




「するよ。今日この後家に行くつもり。」


「そっか♪わかった!んじゃぁ頑張ってね!!」


それだけ言ってあたし達に別れを告げて教室を出て行った。。


「先生…まだ怒ってるかな?」


「怒ってないよ。ちゃんと奈菜が正直に話せばまた、いつものようにラブラブな二人になれるよ♪」


紗恵は、そう言ってあたしの肩を軽く叩いて


「部活あるから…バイバイ♪♪結果聞かせてね!」


と、笑顔で教室を出て行った。






……行かなきゃ。。。。




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