愛しい人〜二人を繋ぐリング〜【下】
嫉妬と喧嘩
―準―
「準!!」
悠夜が俺に説教を始める……
「だいたいなぁ!なんで奈菜ちゃんがなれないヒール履いてくる理由も知らないんだよ!!」
俺が今日、珍しく奈菜を外でデートしようと言った。
だってずっと俺ん家とかだったから息抜きに外に出ようと考えた。。
それに奈菜もいつもより喜んでた…
なのに、怒って帰ってしまった。。
それを悠夜に話したら…
俺の家で説教だ。。
「…だって…そんなん普通考えないだろ?」
「あのな。男だったら少しくらい“あ。コイツ…俺の為にこんななれないヒール履いて来てんだな…”みたいなこと考えろよ!?」
そんなキモいこと俺が思うか??
俺は、何も言わず目でそう訴えた。。
「お前、それで何した?奈菜ちゃんに。。」
「…えっと……」
何だっけ?
「……はぁぁ。。お前一回死んだ方がいいぞ?」
……む。。
「うるせぇ!」