愛しい人〜二人を繋ぐリング〜【下】
「んで?ちゃんと断るのか?」
俺は、チラッと奈菜を見てまた反らした。。
「さぁ?断らないかも…」
…は?
「なんで?」
「だって、先生あたしの気持ち分かってないもん!」
まだ、引っ張るか……
「んじゃいいよ。俺も瀬戸先生とあーんなことや、こーんなこと…やっちゃうから♪」
「…い、いいもん!勝手にすれば!?」
……単純。
そうやって自分で強気はいちゃって…後で泣くんだろ??
なんでそんなに瀬戸先生を嫌うんだ?…ちゃんと純粋な目…してるのに…
俺は、絶対にながれてる噂なんか信じない!!
「あっそ。んじゃ、お言葉に甘えさせてもらいます。。」
ニッコリ微笑むと奈菜は、俺を睨むように俺を見た。。
「先生のドアホ!!」
ド、、、アホ!??
「もぉ最低!!先生なんか大ッキライ!!」
ボフ
俺の顔面にクッションをあてて奈菜は部屋を出て行った。。
「……何しに来たんだよ。」