愛しい人〜二人を繋ぐリング〜【下】
すれ違い
「バッカじゃねぇの?!!」
はい。今日も始まりました。。悠夜の説教。。
「お前、それでいいなんか考えてねぇよな?!」
はい。当たり前です。
「だいたい、なんでお前は毎日瀬戸先生なんか相手にすんだよ!!だから奈菜ちゃんが不安になるんだよ?」
「だってしょうがないじゃん。。話しかけられても無視なんか俺には出来ないんだから。。」
俺らは、校舎裏に隠れながらそんな話しをしていた。
「…あっそ。ま、年下だもんな?恋人が。。いまの高校生は何考えてるか分からないと思うけど…それを一番考えるのがお前の役目何じゃないの??」
俺の役目?
でも、本当に分かんないだから…意味ないじゃん?
「…今のお前にそんなこと言っても無駄だと思うけど…いつか、わかるだろ。」
そう言って俺より先に校舎の中に入っていった。
いつかわかる?