愛しい人〜二人を繋ぐリング〜【下】
あ〜!!!!
奈菜に会いたい!!
俺は部屋にあった時計ケースから小さな箱を取り出した…
なんとなく、奈菜にあげた指輪と同じモノを俺も買った。。
恥ずかしくて奈菜には言えなかった…
てか、キモいじゃん?
その時、タイミング良く
俺の携帯が鳴った
〜♪〜♪〜
俺は、画面を確認して一息ついて電話に出た……
「もしもし?」
《あ。先生!今から会えない?》
久しぶりに聞いた奈菜の明るい声……
俺は、その声だけで泣きそうになった…
「あ。おう!」
《んじゃ、先生の家に行くね!!》
「いや、俺が行く。」
たまには、俺が行きたい……
《えっ?先生…あたしの家分かるの?》
「担任ナメんなよ?」
そう言って電話を切って家を飛び出した。
やっとわかった…
奈菜が怒った理由…
悠夜の言葉…
めっちゃ分かるの遅かったけど、許してな?