愛しい人〜二人を繋ぐリング〜【下】
奈菜は、珍しく俺の手を握って車まで歩いた。。
「今日は、ごきげんだね。」
「うん!だって滝と瀬戸先生がより戻したんだもん!!」
滝!??
い、いつの間に…滝って呼んでんだ??!!
「やっぱ!滝は、瀬戸先生じゃなきゃ無理みたいだし〜!!それにあたしの予想通りに瀬戸先生も滝のこと好きだったみたいだし♪」
俺は、奈菜の足を軽く蹴った。
「ッア!!痛いなぁ!!何すんのよ!」
やっぱ…足の小指ぶつけたんだ。。
「ふっ。バカだ。」
「……先生のアホォ!!」
半ベソで俺を睨んだ奈菜。
睨んでも無駄…
何やっても可愛いんだから……
「奈菜ちゃんが滝、滝言ってるからだよ〜だ!」
「あ?もしかして…ヤキモチ?♪」
↑なんで後ろに♪がついてんだ!!
「煩い!さっさと乗りなさい。」
俺は、先に車に乗り込んでエンジンをかけた。
その後に奈菜が乗り込んだ。。
「先生ってヤキモチ妬きすぎじゃない?」
「お前に言われたくない。」