愛しい人〜二人を繋ぐリング〜【下】
リングメッセージ
「あ。先生の指にはめてるヤツって…」
「あぁ。これ?これは、お前と一緒の指輪…」
家を出る時やけくそになって?ま、いいや。。
やけくそになって指輪をはめて家を出た…
「オソろ?!」
奈菜は目を輝かせて俺の顔を覗き込む…
「うん。。」
「んじゃ、先生のにもあたしの指輪に書いてある英語ってあるの?」
あるわけねぇだろ。。
自分のにもあんな言葉…うぉお…考えただけでゾッとするぜ…。。
「ないよ。てか、俺には必要ない。。」
「なんで!?んじゃぁあたしが考えてあげる!!てか、今考えた!!」
「…英語1なのに?」
「煩い!!だからもう!先生がこの指輪を買った店に連れてって!!」
…たく、しゃねぇ〜な。
俺は、車をUターンさせてあの店に向かった。
あんなハズイ経験をまたしなきゃいけないのか?!!
もう…やだ……。。。
「はい。着いた。」
「うわ!」