愛しい人〜二人を繋ぐリング〜【下】




―数分後―


「はい!出来たわよ♪」


そう言って俺に指輪を渡した…


「見てみ♪」


沙良さんが微笑んで奈菜は、目を反らした。。


「I love you.」


そう書いてあった。。


まぁ、よく使われる英語だけど…


「瀬戸先生に教われば良かったのにな♪」


「何それ!あたしの言葉じゃやなわけ??」


奈菜の頬は真っ赤に染まっていた。


「まぁまぁ!これが奈菜ちゃんの気持ちなんだから!受け取ってあげなさい!あ。それ、タダでいいから」

「えっ…いいんですか?」

コクン沙良さんは、頷いた。。


「だから!早く帰りな!!」


そう言って俺達の背中を押してまるで追い出すかのように店の外に連れていった。


「んじゃ、幸せに♪」


沙良さんは、お辞儀をして

「ありがとうございました。またお越しくだいませ。」


と、言って微笑んだ。


「沙良さん!ありがとうございました♪」


奈菜もお辞儀をして俺達は歩き出した。。




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