愛しい人〜二人を繋ぐリング〜【下】
「早く席について〜授業始めるわよ〜!」
そう言いながら教室に入って来た人。。
勿論、瀬戸先生だ。
「ちょっと?佐賀原くん?席について。」
まだ友達と喋っていた佐賀原くんに瀬戸先生は、問掛けた。
「…はーい。すみませんでした。」
佐賀原くんは、瀬戸先生を睨みつけて自分の席へ戻っていった。
…本当に佐賀原くんだけが、瀬戸先生に対する態度が違った……
他の男子は、瀬戸先生がいつもワザとはいてくるミニスカートにくぎずけで、先生の言ったことを何でも聞いていた…
男子ってバカだよね本当に。
「んじゃ、授業始めるわ。教科書開いて〜」
瀬戸先生は、あたしと今目が合ったけど直ぐに反らされた…
なんか…避けられてる感じが……?
だってずっと手あげてるのにさされないし、授業終わって質問しようとしたら
「ごめん。貴方を相手にする暇ないの。」
って断られた。。
男子の質問には答えてたクセに……
本当、最悪!