どうも、弟です。

「そういうわけで秋ともよく遊んでたし、秋も理解してるから心配入らねーよってこと」

「……そっか」

「うん」


ミニカちゃんのことも一件落着(?)したのはいいけど……

よく考えると私と雪くんのことはまだ落着してないんだった……!!


「えっと、雪くん……」

「座れば?」


雪くんはその場に腰を下ろし、まだ立ちっぱなしの私にそう言った。


「う、うん…失礼します」


私もそれに続いて、膝を折りその場に座る。

そ、そうだよね。

とりあえず、一旦落ち着いて話さなくちゃ……


「……あの、この間は、ごめんなさい」

「……」

「私、雪くんと会えない間、ずっと雪くんのことばっかり考えちゃってた」


謝ろうと思って考えてきた内容が、もう全部飛んでいっちゃって

代わりに口から出てきた言葉は、反対に何も考えていなかったものばかりで。


自分でも何を言ってるんだろうって思っちゃうくらい、まとまりのないものだった。



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