どうも、弟です。

「そんなに努力して、どうするの?」

「……っ」


ち、

ちかい……。


「彼氏でもできた?それとも……ああ、高校デビュー?」

「ち、ちが……っ」


どうしよう、さすがにこんな至近距離じゃ……本当にあの時のブスが私だってバレるかも知れない。

早く、離れなきゃ……!!


そこまで思ってはいても、恐怖と不安が入り交じって硬直しきってしまった体は言うことを聞かない。


「ねえ、おねーさん」

「……っ」


長い前髪から覗く栗色の瞳にとらえられ、言葉が出てこずごくりと唾を飲んだ。


「下着、見せてよ」

「……は、ああっ!!!?」


今、なんて言った!?

えっ!?

し……下着!!?


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