嘘つきシンデレラ
身体から
今まで積もってきた悲しみを
全部吐き出すように、
泣いた。
涙は後から後からあふれて。
きっと人がみたら、
どうかしちゃったんじゃないかと思うくらい。
とめどなく涙はこぼれて。
こんなにも、私の体の中に
悲しみがあったのかと思うと、
怖くなるくらい。
泣いた。
何を書こうか。
社長に何を残していこうか。
結局、残せた言葉はひとつだけ。
きっと、伝えたいことはひとつだけだった。