嘘つきシンデレラ
社長に強引にされているようで、
私は
私は
夢中だった。
熱にうかされたように
社長のキスに
キスを返す
まるで、責め立てるかのような
社長のくちびるが
わたしをさぐって
食べられてしまいそう。
社長の熱い手が、腰にじかに触れる。
けむったような社長の目が
さとみを見つめる。
何もかも奪われてしまいそうで
何もかも
裸にされてしまいそうで
なのに
キスをやめてほしくなくて
もっと
もっと
社長に近づきたくて
さとみの口から吐息がもれる