片思いドロップス
よくあるお話のように、私だって小さい時からずっと一緒の幼なじみだったあいつの事を好きにならないはずがない。
それでもこの思いを伝えなかったのは、あいつが今まで好きな人がいなかったからだ。
「はあ・・・・・・」
わたしは自分の部屋のベットに横たわりため息をついた。
あの後夕飯前だというのに、ハンバーガーを3つも食べて満足気な様子のあいつとは反対に私の気持ちはどんどん沈んでいってしまった。
どうしたー?悪いもんでも食べたかー?なんて笑いながら言うあいつにイラッとしたのは多分気のせいではない。
家に帰ってからもずっとイライラが収まらない。
これはあいつにでは無く自分自身にイラついているのだ。