片思いドロップス

次の日からことある事に私を呼んでは惚気けてくるあいつは今日告白するらしい。

きっとどうだったかも私に報告してくるのだろう。

上手くなんていって欲しくない。

静まり返った教室で1人窓の外を見ながらそんなことを思う。

きっとこんなことを思ってるなんて知ったらあいつは私のことを嫌いになるだろうか。

いっその事嫌いになってくれればいいのに。

自然と涙が頬につたう。

「ずっとあんたのことが好きだったんだよ。気づけバカヤロウ」

そう呟いた言葉は静かな教室に響いたドアの音によってかき消されたのだった。

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