向かう先はおなじ
だから、そんな事言われた瞬間

感情コントロール出来なかった。

何かがプツンと切れたように、

勝手に涙が溢れて止まらなかった。




寂しいを通り越してしまっていたのか、

考えないようにしていたのかは、自分でも

分からない。



私は泣きながら。抑えることが出来ずに。



「そんなん毎日思ってるよ!寂しいなんて

毎日だよ?その思いが通り過ぎて

しまっていたのか、考えないように

していたのかはわからない。

だけど、寂しいなんて、毎日だよ。だとしたら

毎日寂しいよ……って言ってるよ!!!」

図星を付かれた感覚に近いのだろうか。

見破られている感覚……なのか。


もっと。もっと…

俊を感じていたい。

それだけなのに……。
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