向かう先はおなじ
次の週末3年ぶりに会った。

初めて2人で会った時と同じような感覚。

ふわふわして眠れなかった。

そして、堂々と歩けるんだ。と言う事に

なんとも言えない、興奮状態。

とびきりのオシャレをして、またしても

心臓が飛び出るほどに緊張していた。

面接の時と同じような、鼓動にのせて胸元の

服が動くのが、よくわかる。

化粧も力が入りすぎて、やけに濃いめになったり

逆にミス。ってオチ。

以前会えてた頃はお互い集合場所に待ち合わせ

だったが、今度は俊が家まで迎えに来てくれる。

今は1時間ほどで、行き来できる所に居るが、

また転勤したらどうなるかは分からない。

それでも、なんの縛りもなく会える!

これ以上ない幸せとはこの事で、

やっと一緒に居れる。今は生活が2重だけど、

胸を張って私の愛する彼氏は俊だ!と言える。
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