向かう先はおなじ

お互いの存在

「いやーさ、俺桜さんのこと好きなんだよね」




ーーえ?ガチなやつだ。この雰囲気ーー




これまで恋愛体質な私は一気に

遠い昔の感覚が戻ってきた感じがした。




ーーでも、ヤバイな。この感じ

上手くはぐらかすしかない!ーー



「え?私っすか?わかりますー!ですよねー!

ありがとうございます~。」




「ん?もう1回言うけど。伝わってないかな?俺

桜さんのこと好きなんだわ。」



「はいーー!ありがとうございます!!」




ーーやべ。逃げれないパターンーー



「あのさ、女性として好きって言って

んだけど、通じてるかな?大好きなんだわ。

なんなら、3年前一番最初会った時から

一目惚れで、一緒に仕事をしていろんな

事知って、ますます好きになってた。

ダメだって思っても、どんどん好きに

なってたんだよね。」

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