向かう先はおなじ
手を握ったまま俊はまた話し出す。

「俺ほんとにすっげー好きなんだ。

昔自分の気持ち言えずにめちゃくちゃ後悔

した過去あってさ。だから、振られる覚悟

で。良い返事もらっても、振られても

ちゃんと伝えたことで、後悔無い。

俺ちゃんと会いに来るし。月一

くらいかもだけど、絶対くる。」




「い、いや…そう言われても。

けど、ありがとうございます。

素直に嬉しいです。でも、すみません。」


その間ずーっと手を離すことなく…。
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