向かう先はおなじ
着いた。

ーーん?いない。広い駐車場でわかりにくいーー

キョロキョロあたりを見渡す。

ーーあっ、いた!!ーー

タバコを吸って遠くを見ている俊。

隣まで車を動かした。

俊も気付くと、車に乗りな!と言うように

手招きをする。

私は車を停め、俊の車に乗り込んだ。


「お疲れ様でーす!!すみません〜

失礼します。」

「お疲れ〜あいよっ!」

「ドライブしよっか。」

「あっ、はい。そうですね…」

ーーふぅ〜断るのも緊張する。ってか、

この前のご飯の時は感じなかったけど、

この助手席って…乗りたくないーー

複雑な感情だった。
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