向かう先はおなじ
部屋に入り

「うわぁ~久々のラブホすぎて。

こんなんだっけ?」

「そう言うこと言わない。」

そう言って俊はキスをする。

「あははは~ごめんごめん。とりあえずタバコ

吸おっか。」

「そうだね。吸うか~」

私はベッドに、俊は椅子に。

向かい合わせに座って手を繋いでタバコを吸う。


「タバコめちゃくちゃうまくない?」

「なんだそれよ~まっ、そーだな。うまいな。」

一言一言があほらしいのに、何を話しても

穏やかに微笑んで。
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