向かう先はおなじ
「ちょっとガマン出来ないんだけど」

「えっ、あっ…うっうん。」




そこで初めて1つになった。

これまで感じた事の無い、全てが満たされる。

俊の全てを受け入れたくて、受け入れて欲しくて

あんな感覚俊にしか感じない。

私は壊れてしまいそうで、必死に俊にしがみつき

表情なんて、歪みっぱなしなのが自分でも

よく分かる。

俊にだから見せれるんだ。


俊も歪んだ表情で。愛おしいと思っていてくれて

いるのが、心から身体から伝わる。

私の心を鷲掴みにしてくる。


俊。



それがすごく安心できる。離さないで。ずっと。
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