向かう先はおなじ
3社不合格…

ーーまじか…やっぱり辞めなきゃよかった…ーー



いろんな後悔はあったけど、辞めてしまったから

には行動するしかない。




4社目の面接…

ーーはぁ。またダメかもな…そしたら、また考え

よ!今日はとにかく頑張る!ーー




ドクドクなる鼓動が、面接会場へ近づくほど早く

なり、 胸元を見ると洋服が鼓動にのせて

動くのがよくわかる。





私は、2階の応接室に通され、ドキドキしながら

店長を待った。


お茶を出して頂き、




「少々お待ち下さい~」



が、凄く長く感じた。


階段の上がる音



「トントントントン…」



ごくんと唾を飲み込み




「ガチャ」




その瞬間私はすぐに立ち上がり




「こんにちは。桜です!今日はお時間を頂き

ありがとうございます。

よろしくお願い致します!」



ただただニコニコ笑顔を振りまいた。



「凄く素敵な方で~わざわざありがとう

ございます。」

と、店長さん。


それが、今となれば私の大好きな彼。



俊。



ーーなんて、素敵な人!!!すごくさわやか。明

るいな~ーー



それが、私の第一印象。

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