向かう先はおなじ
何時間話てただろう。

私の目はだいぶ腫れ、この顔じゃ帰れない…

という程だった。



「……わかったよ…頑なに絶対折れない

桜だからな。思い切って言ってくれた気持ち

無駄にしたくないし、全然納得いかないけど、

俺が折れるしかない。」


「……うっうぅ。あっ…ありがとう」


「ちょっと俺のも聞いてくれる?」

「ん。いよ。」

「俺は全然納得してないし、納得できない。

だから、いつも通り毎日連絡取りたい。

だけど、それは桜には通用しない話だと思う。

また少し考えてもらってさ、

連絡してもいいかな?

って思ったら桜から連絡くれないかな?

俺からは絶対しない。なんかごめん。」




「…うん。わかったよ。ありがとう。」
< 65 / 134 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop