向かう先はおなじ
ーーーーあっと言う間に3年が過ぎーーーーー

俊は本社へ異動が決まった。

私たち従業員にはギリギリまで報告はない。

もちろん私は一従業員であり、俊からすれば

部下で、特別な報告などあるわけがない。

だって、その時は特別な感情を押し殺して。。。

ただただ会社の人間だから。




異動日を二週間程に迎えたある日。

俊は朝礼で異動を公表した。

ーーやっぱりそうか。そろそろ異動の時期だもん

なぁーー


特別凹みもしなければ、ふーん。という程度で。





異動を公表した数日後…



俊は思っいきってくれたのだろう。

「ご飯でも行こうか。」

私は、

ーーーえっ??何故に?2人で?いや、いやなんだ

けど。まっ、タダ飯だろうし~、1時間我慢すり

ゃいっかーー




そう思ったけど、ニコニコと

「是非~!!」

と、答えた。
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