あまい・甘い・あま~い彼が見つからなくて
「陽翔の柔らかい雰囲気とかこうやっていつも私にくっついてるのってパパによく似てる。

私ね子供の頃はパパっ子だったんだよ?」

「そうなんだ。でもパパはこういうことしないだろ?」

耳元でくすりと笑いたくさんのキスが落ちてくる。

「子供にはしないけどママにはしてたよ。

ママはねお菓子を作るからいつも甘い香りがしててね。

パパはママは甘いってよく手をとってキスをしてその手をなめるの。

私もなめてみたけど甘くないの。
甘い香りはするんだけどね。」

陽翔は相づちをうちながら私の話を聞いていた。

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