あまい・甘い・あま~い彼が見つからなくて
「お食事中にお邪魔して申し訳ありません。
失礼ですが僕の大切な女性とどういったご関係でしょう?
ちなみに…
僕は彼女のほくろの位置を把握してる間柄です」
「颯馬!!」
隣で妖しく微笑んでいる颯馬の腕から逃れようともがくが、さらに力を込められてぐっと引き寄せられる。
焦る私に目の前のはるとは、口角をあげ不敵な笑みを浮かべ
「彼女とデート中にずいぶんなご挨拶をする方ですね。
僕たちの関係は、一度逃げられちゃったんで、今度こそ一生逃がさないように今から彼女を口説き落とそうとしてる最中ですかね。
ちなみに…
俺も把握している間柄ですよ?
お兄さん」
はるとの言葉に私は真っ赤になり、私から腕を外した颯馬は声を出して笑いながら
「なんだ、兄貴だって知ってたんだ。
で、大事な妹にもう手をだしちゃってるんだ?
ふーん。
じゃあ責任とってもらわなくっちゃな愛美」
颯馬はスッと右手を差し出し
「双子の兄の颯馬です。
妹を宜しくお願いします」
と頭を下げた。
はるとは、差し出された手を握り
「尾作陽翔です。
消防士をしてます。
愛美さんのことは高校の通学電車で一目惚れして、それからずっと片想い中なんですよ。
なかなか視界に入れてもらえなくてね。
近づくとすぐに逃げていっちゃうんで、周りから固めようかと今日ここにきました。
良かった、お兄さんにお会いできて」
颯馬と握手をした手は、そのまま私に差し出され
「愛美さん、僕と結婚を前提にお付き合いしてほしい」
とにっこり私に微笑んだ。
失礼ですが僕の大切な女性とどういったご関係でしょう?
ちなみに…
僕は彼女のほくろの位置を把握してる間柄です」
「颯馬!!」
隣で妖しく微笑んでいる颯馬の腕から逃れようともがくが、さらに力を込められてぐっと引き寄せられる。
焦る私に目の前のはるとは、口角をあげ不敵な笑みを浮かべ
「彼女とデート中にずいぶんなご挨拶をする方ですね。
僕たちの関係は、一度逃げられちゃったんで、今度こそ一生逃がさないように今から彼女を口説き落とそうとしてる最中ですかね。
ちなみに…
俺も把握している間柄ですよ?
お兄さん」
はるとの言葉に私は真っ赤になり、私から腕を外した颯馬は声を出して笑いながら
「なんだ、兄貴だって知ってたんだ。
で、大事な妹にもう手をだしちゃってるんだ?
ふーん。
じゃあ責任とってもらわなくっちゃな愛美」
颯馬はスッと右手を差し出し
「双子の兄の颯馬です。
妹を宜しくお願いします」
と頭を下げた。
はるとは、差し出された手を握り
「尾作陽翔です。
消防士をしてます。
愛美さんのことは高校の通学電車で一目惚れして、それからずっと片想い中なんですよ。
なかなか視界に入れてもらえなくてね。
近づくとすぐに逃げていっちゃうんで、周りから固めようかと今日ここにきました。
良かった、お兄さんにお会いできて」
颯馬と握手をした手は、そのまま私に差し出され
「愛美さん、僕と結婚を前提にお付き合いしてほしい」
とにっこり私に微笑んだ。