あまい・甘い・あま~い彼が見つからなくて
キミの可愛い笑顔を独り占めしたい~siide陽翔
7時25分の満員電車に、気になる彼女は俺の乗った次の駅から乗ってくる。
色白で睫毛が長く、少しタレ目なぱっちりした二重の彼女は俺の学校でも有名な高嶺の"華子ちゃん"だ。
人とむやみに目を合わせないようにしている華子ちゃんは、自分がどれほど可愛くて周りから注目されているのかよくわかっているのだろう。
目を合わすこともしなければその表情はいつも無表情で、一見クールで冷たくかんじられ、彼女のことを俺たちは"華子ちゃん"とか"氷姫"とよんでいた。
そんな彼女の隣には、いつも決まって同じ奴らがよりそっている。
一人は彼女とそっくりな目もとの、中性的な美少年…彼女の双子の兄だとクラスの女たちが噂していた。
そしてもう一人、華子ちゃんが唯一こいつだけには満面の笑みをむけている…佐久間大翔。
俺と同じはるとという名前のこいつを俺は中学のときからよく知っていた。
色白で睫毛が長く、少しタレ目なぱっちりした二重の彼女は俺の学校でも有名な高嶺の"華子ちゃん"だ。
人とむやみに目を合わせないようにしている華子ちゃんは、自分がどれほど可愛くて周りから注目されているのかよくわかっているのだろう。
目を合わすこともしなければその表情はいつも無表情で、一見クールで冷たくかんじられ、彼女のことを俺たちは"華子ちゃん"とか"氷姫"とよんでいた。
そんな彼女の隣には、いつも決まって同じ奴らがよりそっている。
一人は彼女とそっくりな目もとの、中性的な美少年…彼女の双子の兄だとクラスの女たちが噂していた。
そしてもう一人、華子ちゃんが唯一こいつだけには満面の笑みをむけている…佐久間大翔。
俺と同じはるとという名前のこいつを俺は中学のときからよく知っていた。