あまい・甘い・あま~い彼が見つからなくて
***
忙しい日常がまた始まる。
病院スタッフや患者さんに囲まれたいつもの風景にはるはいない。
はるに告白されて付き合いだしたことはまるで夢だったのかとおもってしまう。
私の日常にいつも存在しているのは昔から変わらず大翔なのだ。
休み明け、はると付き合いだして、休憩中に携帯でやり取りをしていると看護士さんから声をかけられた。
「晒名先生、もしかしてこの間の方と進展ありました?
すっごく今まで見たことないような可愛らしい顔されて携帯見つめてますけど」
すぐに私は熱くなった頬に両手をあてた。
たぶん…真っ赤な顔をしているはずだ。
人付き合いが悪かった私は、この手の話を学生時代友達としたことがなくて、どう対応していいのかわからずとまどった。
「えっと…」
恥ずかしくて目を泳がせてとりあえず小さく頷いた私に、看護士さんは目を丸くして大きな声で叫んでしまった。
「えーっ!?
晒名先生彼氏できたんですか!!」
「ちょっ!」
焦る私の顔はさらに熱をもち、スタッフルームにいた面々の注目の的となってしまった。
忙しい日常がまた始まる。
病院スタッフや患者さんに囲まれたいつもの風景にはるはいない。
はるに告白されて付き合いだしたことはまるで夢だったのかとおもってしまう。
私の日常にいつも存在しているのは昔から変わらず大翔なのだ。
休み明け、はると付き合いだして、休憩中に携帯でやり取りをしていると看護士さんから声をかけられた。
「晒名先生、もしかしてこの間の方と進展ありました?
すっごく今まで見たことないような可愛らしい顔されて携帯見つめてますけど」
すぐに私は熱くなった頬に両手をあてた。
たぶん…真っ赤な顔をしているはずだ。
人付き合いが悪かった私は、この手の話を学生時代友達としたことがなくて、どう対応していいのかわからずとまどった。
「えっと…」
恥ずかしくて目を泳がせてとりあえず小さく頷いた私に、看護士さんは目を丸くして大きな声で叫んでしまった。
「えーっ!?
晒名先生彼氏できたんですか!!」
「ちょっ!」
焦る私の顔はさらに熱をもち、スタッフルームにいた面々の注目の的となってしまった。