あまい・甘い・あま~い彼が見つからなくて
「あの…ちょっとまって」
最初に口を開いたのは私だった。
「えっと…結婚するのは私じゃなくて大翔と副医院長のお嬢さんだけど…。
私は式に参列するために帰ってきたんだけど…」
目の前の陽翔がさらに大きく目を見開き固まった。
そして次の瞬間笑いだしながら私をぎゅっと抱き締めたのだ。
「マジか…。
なんだよ、焦った。」
すぐに解かれた抱擁から、陽翔は私の左手を掴みポケットを探るとスッと私の薬指に冷たい物が差し込まれた。
それは…陽翔の指にはまっているものとお揃いの指輪だった。
「もう何があっても離さない。
俺と結婚してほしい。
愛美、愛してる。
ずっとかわらず俺は愛美が好きだよ。
俺には愛美だけだからずっと指輪をはめてた。
なぁ、もう諦めて俺のものになってくれよ。
恋に落ちる音また聞こえてるんだけど、俺」
満面の笑みを浮かべた陽翔が私の左手をそのまま自分の胸に押し付けた。
「愛美にも聞こえるだろ?
…俺に…落ちろ、愛美」
荒々しく噛みつくように唇が合わせられた。
何度も何度も…。
最初に口を開いたのは私だった。
「えっと…結婚するのは私じゃなくて大翔と副医院長のお嬢さんだけど…。
私は式に参列するために帰ってきたんだけど…」
目の前の陽翔がさらに大きく目を見開き固まった。
そして次の瞬間笑いだしながら私をぎゅっと抱き締めたのだ。
「マジか…。
なんだよ、焦った。」
すぐに解かれた抱擁から、陽翔は私の左手を掴みポケットを探るとスッと私の薬指に冷たい物が差し込まれた。
それは…陽翔の指にはまっているものとお揃いの指輪だった。
「もう何があっても離さない。
俺と結婚してほしい。
愛美、愛してる。
ずっとかわらず俺は愛美が好きだよ。
俺には愛美だけだからずっと指輪をはめてた。
なぁ、もう諦めて俺のものになってくれよ。
恋に落ちる音また聞こえてるんだけど、俺」
満面の笑みを浮かべた陽翔が私の左手をそのまま自分の胸に押し付けた。
「愛美にも聞こえるだろ?
…俺に…落ちろ、愛美」
荒々しく噛みつくように唇が合わせられた。
何度も何度も…。