愛は惜しみなく与う③
先に二人は店に入ったので後を追う
とりあえず今は…
「うんまそぉぉお!!」
目の前に出てきたかき氷を楽しもう
イチゴ メロン ブルーハワイ
この3つから味を選ぶ
サンプルとして置いてあるかき氷は、ふわっふわのきめの細かいかき氷だった。
杏も長谷川もイチゴをチョイス
朔はブルーハワイ
俺はメロン
「なーなー?あたしブルーハワイって好きやけどさ、しょーみあれ、何味なん?」
「は?ブルーハワイ味はブルーハワイ味に決まってんだろ!」
「だから!そう言う意味じゃなくて!ブルーハワイってゆうても、どんな味かピンとこんやろ?」
杏が言わんとしていることは分かる。
たしかに…何味なんだろう?
携帯で調べていると、長谷川が口を開く
「使うシロップによるけど、レモンとかラムネとか…そう言う味がベースになってるんだよ?あとは爽やかさにハワイの青色を使ってるだけ」
ブルーハワイおいしいよね
朔に笑かけて、それに答えるように、そうだろ?と朔も笑う
警戒はずっとしてるんだけど
今だけは……