愛は惜しみなく与う③
その意味がわかった
これは…面白いかもしれない

朔は目を瞑ってパクッと一口食べて、パッと杏から離れていた。


いや、朔ってそんな奥手だった?なんか慧までもとは言わないけど、かなり色々な女の子と遊んでるイメージだった。


それがこんな反応するんだ

朔が女の子といるところって、見たことがあるけど、今と全然違う

ちゃんと好きだとこんな反応なんだな


恋愛ってすごい


「朔?あんた顔赤くない?熱?」

心配して朔のオデコに手を伸ばす杏は、照れた朔に手を払い退けられていた。

あ、かわいそう


「なによ!心配してんのに!ばーか」


ぷいっと杏は自分のカキ氷の方に体を向けて、むしゃむしゃと食べ始めた。
そりゃー杏からしたら、怒るよね

あんなに手を払いのけなくてもいいのに

てゆうか、そんなにテンパる事なのか?
杏ってボディタッチ激しいから、気にしてたら一緒に居れないと思うけど…



最後に記念撮影だと、店主に写真を撮ってもらった。かき氷が残ってるうちに撮って欲しかったけど…まぁいいや
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