愛は惜しみなく与う③
「なぁなぁ、あれちゃう?地図的に、すぐそこのマンションやと思うけど!見覚えない?」
少し行った所の大きなマンションを指差す。
すると、何か思い出したかのように、ぁあ!と声を出しておばあちゃんは笑った
「やだねぇ、年になるとど忘れしちゃうよ。ありがとね、お嬢さん」
トコトコとマンションに入るまで見守る。
少ししても出てこないから、きっと辿り着けたはずやな。
よし、あたしも公園いこーっと
傘をもって公園の方へ歩こうとすると、前から紗羅ちゃんが来た
あら、やっぱあたし遅かった?
おーーいと手を振ろうとしたら、紗羅ちゃんが男に囲まれた
え…
「ま、待って」
紗羅ちゃんのそばに駆け寄ると、男は4人組
ナンパ?
「ちょっと俺らの暇つぶしの相手になってよ」
「や、やめてください」
「だから待てってば」
紗羅ちゃんの肩を抱く男を無理矢理引き剥がす
「ナンパにしては強引すぎひん?」
「はー?なんだよ、お前が相手してくれてもいいんだぜ?」
「んーー相手してやれんこともないけど、予定あるしなぁ、あたし」
お前らに構ってる時間はない。早くあたしは、ウサギと戯れたいんや!
紗羅ちゃんの腕を引いてその場を離れる。
なんやねん、あの強引な奴ら
うっとおしいわ
少し行った所の大きなマンションを指差す。
すると、何か思い出したかのように、ぁあ!と声を出しておばあちゃんは笑った
「やだねぇ、年になるとど忘れしちゃうよ。ありがとね、お嬢さん」
トコトコとマンションに入るまで見守る。
少ししても出てこないから、きっと辿り着けたはずやな。
よし、あたしも公園いこーっと
傘をもって公園の方へ歩こうとすると、前から紗羅ちゃんが来た
あら、やっぱあたし遅かった?
おーーいと手を振ろうとしたら、紗羅ちゃんが男に囲まれた
え…
「ま、待って」
紗羅ちゃんのそばに駆け寄ると、男は4人組
ナンパ?
「ちょっと俺らの暇つぶしの相手になってよ」
「や、やめてください」
「だから待てってば」
紗羅ちゃんの肩を抱く男を無理矢理引き剥がす
「ナンパにしては強引すぎひん?」
「はー?なんだよ、お前が相手してくれてもいいんだぜ?」
「んーー相手してやれんこともないけど、予定あるしなぁ、あたし」
お前らに構ってる時間はない。早くあたしは、ウサギと戯れたいんや!
紗羅ちゃんの腕を引いてその場を離れる。
なんやねん、あの強引な奴ら
うっとおしいわ