愛は惜しみなく与う③

だから、頑張れないなら頑張らなくていい。
やりたくないことはしなくていいし、杏から笑顔がなくなるなら、そんな頑張り誰も望んでないから



「頑張らなくていいから、俺のことは信じていて」


その後に、小さく、うん。と答えた



よし。


朔と響は息を切らしてこちらへくる


「てめぇ!俺らに押し付けやがって!」

「はぁはぁ。この数2人はきつかったよ」


文句を言うが、しっかりと全員倒しているところは、さすが烈火の…俺の信頼している仲間だなと思う


もう地下の道は見つけて、中の奴は倒した


あとは



「入り口から離れて?」


この馬鹿みたいな、杏を閉じ込める扉を


潰してやるだけだ



扉を蹴り飛ばして入った先には、見たことない男と、服が乱れた杏が立っていた


俺と目が合い、ハッとして杏は服をたぐりよせて視線を逸らした

間に合わなかった…?

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